篠山市倉本付近をドライブしていると、田んぼのあぜ道やのり面にピンクや白色のお花畑が現れます。倉本の自治会の皆さんが毎年シバザクラを植えており、新緑の緑にピンク色が似合う風景に立ち寄るドライバーやカメラ片手に訪れる人も。今年は例年と比べ花が咲くのが早く、月末ごろまでは楽しめるそうです。
集落の高齢化に備え、草刈の負担を減らそうと、防草シートを張りシバザクラの植栽を始めたのが始まり。今年で8年目、少しずつ面積を増やしています。植栽を通して都市部の人々とも交流しています。2018年4月22日は、自治会の皆さんで、草引きなど清掃活動をしていました。
取り組みを進めている井貝敏夫さんは「シバザクラが咲く頃は、農作業の繁忙期。農作業中、お花を見れば一息つけて心にゆとりができます。自分たちも楽しみながら活動を続けることで、普段の生活にメリハリが出ますし、そうやって村が変化・進化することでここへ訪れる人や戻ってくる人が、出てくることにもつながれば」と話します。