かつて篠山の夏の風物詩として親しまれ、約15年前に消滅した南堀のハスを再生させる取り組みを進めています。
市を挙げての再生を目指し、3月25日(月)には、篠山市商工会青年部のみなさんと、外来生物からの食害を防護する柵を製作しました。
南堀では、かつて一面にハスが広がっており、デカンショ祭の頃には花が咲き乱れ、多くの市民や観光客の目を楽しませてきました。
しかし、2005年頃には姿を消し、市の調査では外来生物のミシシッピアカミミガメによる食害が原因であることがわかっています。
▲南堀に広がるハス(2001年)(※樋口清一氏提供)
▲南堀に広がるハス(1968年)(※神戸大学農学部同窓会 六篠会提供)
これまで、1000匹以上のミシシッピアカミミガメを防除し、食害防護柵を設置して種レンコンを植え付けるなどしてきましたが、開花までには至っていません。
昨年は、食害防護柵を増設し、花芽が付くところまでは生育しました。
今年こそは開花させようと、改良を加えた食害防護柵を製作。
現役の大工さんのお力もお借りして、新しい食害防護柵が完成しました。
4月には、この防護柵内に篠山小学校の児童のみなさんと種レンコンを植え付ける予定です。