篠山市には自然豊かな福住地区に、農業を専門に学ぶ兵庫県立篠山東雲高等学校があります。
農業を学ぶ学校なので犬や牛、作物などを育てており、夏休み中もその世話をしっかりと行っています。その世話を、いくつかの班に分かれて当番制で行うのが農場当番です。
生徒たちは農当(のうとう)と言っています。
夏休みも土曜日以外は全て農当で作業に来ています。
この日の作業は稲刈りを控えた田んぼの草刈り、観賞用の花などの水やり、トラクターの掃除・点検、野菜の苗などの移植作業などが行われていました。
▲キャベツや葉ボタンの苗の移植作業
▲トラクターの掃除の様子
生徒の皆さんは「生き物を育てているので年間を通じて農場当番はあります。毎日暑いですが、頑張って作業しています」と話していました。
先生に今年の黒豆・お米の育ち具合、出来栄えを聞くと、育てている黒豆は順調に育っていて今は花が咲いて実が育っていく時期で、お米に関しては稲の実が熟する時期、今年は害虫も害獣も出ていないので出来は上々だと話されていました。
この日は農場当番の他にも、放置竹林の有効活用などを学ぶ「ふるさと特産類型」が農業クラブの近畿大会で兵庫県代表として出場していました。
2学期の始まる9月初めには兵庫県立国際芦屋中等教育学校と稲刈りを一緒に行い、9月24日にはひょうごまちなみガーデンショーに園芸作品を出品する予定です。
篠山東雲高等学校インターシップ実習生 尾﨑夏鈴(取材・写真)