二之坪の熊野新宮神社で8月31日、八朔祭が行われました。
このお祭りの見どころは、7つの集落がそれぞれ趣向を凝らして仕立てた「造り山」で、市の無形民俗文化財にも指定されています。
「造り山」とは、龍・鷹・リス・鯉・キジなどの造り物を乗せた山車のことで、造り物はその年によって変わります。もとは収穫された野菜を神前に供えていたのが、造り物に変わり奉納されるようになりました。
「毎年、祭りが近づくと集落のみんなが集まって、今年の造り物は何にしようか考えます。造り物は集落によって得意なものがあり、造り方も代々受け継がれています。これからも大切にしていきたいですね」などと話されていました。
夕方には7基の造り山が神社に集結し、威勢よく境内に引き入れられました。
▲造り山が勢いよく参道を駆け上がると、見物客からは拍手が
▲杤梨集落の造り物「天の龍」
▲小野新集落の造り物「栗鼠(リス)にぶどう」
▲小野奥谷集落の造り物「仲睦まじく夫婦雉(キジ)」